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2010年3月16日 (火)

見て飲んだもろみ「鶴乃江酒造」見学 会津若松④

つづきから。

「満田屋」を出た後は、本日のメイン蔵見学です。

向かった先は、「満田屋」のすぐ近くにある「鶴乃江酒造」

こちらは2週間ほど前にお酒の会で色々飲んだばかり。本来は月末くらいに・・・とは思っていましたが、月末だとお酒は絞り終えているということなので、折角ならもろみが見たいし、3月の上旬に伺わせていただきました。

しかもちょうどこの日は絞る予定の日だし、ゆりさんもいらっしゃるというラッキーな日♪(ゆりさんは造りのピークが過ぎると、全国に営業に出てしまうらしいです)

 

と、「満田屋」を出て、テクテク歩いてすぐに到着。

Dscn2400「鶴乃江酒造」

入り口を開けて入ると、そこは売店と隣に事務所。

事務所の人に見学の予約の旨を告げ、売店でしばし待つ。

4合瓶のお酒は、銘柄がプリントされたおしゃれな手提げ袋に入れて売っていました。これならお土産等で人に渡すのに喜ばれますね。

お酒だけではなく、酒器関係(漆器&陶器など)や漬物関係など、観光地ならではの商品も販売されていました。

すると、ゆりさん登場。

先日はありがとうございましたなどの挨拶の後は、早速蔵を見せていただく。

売店の奥が蔵の建物でした。

蔵の入口で靴を履き替え、白衣&髪の毛が落ちないようにするキャップをかぶり、見学開始。

半可通はこれでも蔵見学は何度かしましたが、こういうのを着る&かぶるのは初めてなんです。ですので、少々照れる(笑)

一度、靴を履き替えるとか、靴底を水で流すor殺菌などもしない蔵があって驚いた事がありました(苦笑)しかも造りの真っ最中。

オープンに蔵見学OKとうたっているところなので、これで大丈夫なのかな?と逆にこっちが心配になりましたよ。もちろんどことは言えませんが(苦笑)

 

まずは菰樽風な甑。

Dscn2401

聞かなかったけど、断熱とかの目的なのかな?

そして釜は2つ。

Dscn2402

そして放冷機と洗米機。

Dscn2403

今は動線の関係で隅に置かれていますが、蒸しがある時期は放冷機は釜近くにベタ付けされているみたいです。

それとこの洗米機は、下のクラスのお酒に使うとのこと。それ以外はザルを使って人が洗米。

そしてさらに奥に行く。

蔵らしく薄暗い建物の2階が麹室。

ですので、蒸米などを運ぶのにエレベーター(手製)と呼ばれた滑車みたいな物で1階か2階へ運んだりするみたいです。

Dscn2404

昔は写真に写っているデカイ糸車みたいので、重い道具関係(タンクでしたっけ?)も運んでいたようです。

小さいタンクは大吟。

Dscn2405_2

こちらも断熱された部屋に置いてあった八反錦の大吟。

Dscn2406

もともと福島は山田錦が入ってこないところだったらしく、県が出品酒用に八反錦を推奨して勉強会などを開いてようです。

でもすぐ割れるし、給水も難しいし・・・と山田錦が手にはいるようになると、他の蔵は八反錦を使わなくなっていったようです。

ただ「鶴乃江酒造」はこれで初めて金賞をとったという思い入れと、ゆりさんと現杜氏が好きな味ということで、今でも八反錦を使った大吟を造っているみたいです。

その技術をいかしたのが、八反錦60%の「永寶屋」とのこと。

八反錦と比べると山田錦は本当に使い易いとおっしゃっていました。

そして奥に行くと槽が2台。

Dscn2407

Dscn2409

以前は1台しかなく、槽だと絞るのに2日ほどかかるので、絞るタイミングがずれるタンクがあったようです。

そういう時は、元は焼酎用(以前は蒸留酒もやっていた)だったという小型の槽で急遽絞ったりしていたようです。

それを昨年中古の槽を購入したとのこと。

Dscn2408

槽の中。

ただこの槽「伊藤鐵工所」(合ってますか?)というところの槽で、現在これを組めるのが山形に住む84歳のお年寄り一人らしく、その方を呼んで組んでもらったみたいです。

この手の槽で有名な佐瀬式の人にやってもらっても1年毎にメンテが必要らしいのですが、ここの人がやると10年は持つとのこと。

ただ槽曙酒造もこれと同じらしく情報交換はできるみたいなので、そのお年寄りに何かあっても何とかなりそうな雰囲気。

Dscn2411

瓶詰め機のびんたくん。

瓶詰めも手作業です。

写真は撮っていないのですが、この他にも70%くらいしか磨けない昔の精米機(今は外注)や、昔の絞りに使っていた片側に重りを吊るして絞る立派な天秤棒みたいな物(かなり貴重みたい)などもありました。

「昔の物は沢山あるけど、新しい物が全然ない」とゆりさんは笑っておっしゃっていました(笑)

仕込み水は井戸水を使っていますが、雪の時など道の消雪パイプに水がつかわれると水位に影響があるみたい。

それと水もたまに石などが混じる時があるので、SFフィルターで濾過して使っているみたいです。

仕込み蔵に移動。

開放タンク群。

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はしごに登り、もろみご対面♪

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わーい、味見♪

スペックはこちら。

Dscn2418

もう充分な旨味があって、美味い♪

お次は

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アル添前だから純米バージョン。

あ~、これ好き♪

お次は本来この日絞る予定だった普通酒ですが、まだ早く明日に延期になりました。う~ん、残念。まぁ、味見できればいいや♪

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この後は、絞ったお酒も味見。

いただいたのは、

Dscn2427

搾りたて普通酒は美味いですな!

会津(福島?)の普通酒の特徴&造りなども聞く。初めて聞く言葉もあり、勉強になる。

Dscn2431

多分「永寶屋」になる八反60。

まだ若いですが、美味いです♪

写真はないですが、何か(忘れた)の純米もいただく。

それとゆりさんが「八反の純大と大吟とどちらがオススメです?」と杜氏さんに聞いてくださり、杜氏オススメの八反大吟も味見させていただけることに♪

Dscn2432

ビニールを外しただけでフワ~ンと良い香りが♪

味はもちろん美味いです♪

でもこれの飲み頃はもっと後でしょうね。

これで蔵の見学は終了。

サーマルタンクも見当たらず、本当に昔ながらの造りって感じでした。逆にそれであれだけの酒が造れるんだから、杜氏&蔵人さん凄いなぁ~と感じますね。

ただ古いままではなく、今は生酒の需要などもあり、蔵のあちこちに冷蔵庫を入れたり、プレートヒーターも入れて、品質管理、質を上げる努力も怠っていないみたいです。

杜氏さんも柔らかな感じの方で、ゆりさん&杜氏さんの人柄が影響しているのか蔵の雰囲気もとても暖かな感じでした(気温じゃないよ)

 

とまぁ見学の様子を書きましたが、多分というか確実に(苦笑)間違っている部分もあると思うので、天の声からコメ等で指摘いただくとありがたいです。はい。

 

さぁこの後は売店に戻り、試飲タイムです。タンクの試飲だけで余裕で1合以上は飲んでいますが、まだ飲む(苦笑)

つづく

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コメント

毎度、本当に羨ましい体験をされてますね。
この恩恵を世間に還元する為、飲んで癒せるリラクゼーション☆ねりまを開店するべき(^^v

投稿: トール | 2010年3月16日 (火) 12時00分

トールさん

ホントありがたいことですよ。
しかも毎度新しい経験ができて、勉強になります。

投稿: 半可通 | 2010年3月16日 (火) 19時36分

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