2007年7月25日 (水)

おまけ 早瀬浦のお酒&あとがき

蔵見学に行ったこの日の晩は、伯母の家に宿泊し、伯母の家で夕飯時に手土産に持っていった「早瀬浦 純吟」をご相伴させてもらう。きれいな甘みとスッキリした酸に深み、その後ズバッとした辛さ。その辛さにはミネラル感を感じました。キレが抜群にいいお酒ですね。開栓してしばらく置くとまた違う印象かも。

2泊目は三方五湖のほとりにある旅館「彩かさね」で宿泊。そこの夕食のドリンクメニューに「早瀬浦 おり酒」が!

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当然頼んで飲んでみると、美味~い!ジュワッとしたちょうどよい旨みをズバッとした辛さでキレます。これは美味いなぁ~。魚にとても合うよ。

それにしても、地元のお酒を大事にしてくれる旅館はいいですね~。NBよりも地元のお酒が多く置いてあるし。ただ辛口・甘口で分けるのはどうかと・・・。どっちも惹かれない表現だ。この旅館は昼も夜も静かだし、食事も美味しかったし、サービスも良くまた泊まりたい旅館でした。

 

あとがき

今回の旅で、蔵見学予定リストを書いておきます。

滋賀県では、

「七本槍」冨田酒造×(定休日で断念)

「不老泉」上原酒造○

「琵琶の長寿」池本酒造×(時間が無く断念)

「松の花」川島酒造○

福井県では、

「早瀬浦」三宅彦右衛門酒造○

「若狭菊」若狭菊酒造×(時間が無く断念)

でした。

滋賀県でも琵琶湖周辺しか廻れなかったのは残念です。美味いと評判の、飲んだことない湖南の蔵も沢山あるから行ってみたかったのですが、今回は無理でした。

福井県は、飲んで美味かった蔵をいくつか行きたかったのですが、地域がバラバラで一気に廻るのはなかなか難しいですね。

とにかく今回の蔵見学は移動&待ち時間が問題でした。車で行くのが一番効率的ですが、それだと飲めないので悩ましい。今後の課題です。

酒が飲めないドライブ好きの友人(出来れば権力をふるえる後輩)が欲しいです。嫁はペーパードライバーなので運転の練習をさせたいのですが、あの鈍クサさ&方向音痴は運転させることが無理心中に近いので、恐ろしくて出来ません。(免許取得後すぐに、何度か運転したけど酷かったらしい。一通を逆走し、対向車が来たけど本人バックができないから、対向車のドライバーにバックしてもらったりなどなど・・・)

嫁本人もそれを自覚しているので、「運転練習しろよ」というと「乗ったら死ぬよ!」とキレ気味で返してくるくらい。なのでもう、嫁の運転は諦めています。

 

いつになるかわかりませんが、半可通は石川県に行ってみたいと思っております。行きたい蔵は沢山あるし♪

夜行バスで夜出発して、丸一日石川県にいて、その日の夜のバスに乗り、次の日の早朝に帰都でそのまま仕事という無謀な計画もありかなと。車中2泊の弾丸ツアー。30歳過ぎて体がもつかな?

まぁとにかく今度夜行バスに乗るときには、ドリエル持参で行くつもりです。

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三宅彦右衛門酒造(早瀬浦)へ

近江今津駅から(敦賀駅経由)美浜駅へからつづき

14時50分頃に三宅彦右衛門酒造到着。

敷地に入ると、なんだかここだけ周囲と空気が違います。ピーンと張り詰めた神聖な感じ(言いすぎか?)。

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階段をあがって門をくぐり、とりあえず正面の建物に入ろうかな?と歩くと右側の建物に人が数人いらっしゃいました。「お酒を買いに来たのですが?」というと人の良さそうな方が「いや~すいません。休憩していて」と笑顔でこちらに来られました。

あっ!池袋でいらしたのはこの方だ!(その後ネットで蔵元さんだと知りました) 

池袋のイベントのときに、福井県のブースで美味しいと聞いていた「早瀬浦」を試飲させてもらい、評判通りとても美味しくて「このお酒美味しいですね!」といったら「うちの酒なんです」と早瀬浦の蔵の人だと知らずに感想を言っていたという出来事。

そしてお会いした時には、福井県の(嫁の)伯母の家に行くことは決定していたし、伯母の家がこの近くなのは知っていました。なので伯母の家に行ったときに、お酒を買うついでに蔵を見せてもらえるかな~と思って、「7月に若狭の方に行くので、その時にそちらの蔵へお酒を買いに行きたいのですが、もしそのときに蔵の中を少し見せてもらうことは可能ですか?」と聞いていました。

そうしたら「小さいし家と蔵が一緒の蔵で、見学コースとかもなくてもよければ見ていってください」とおっしゃってくださいました。初めて「早瀬浦」を飲めて、この言葉をいただいたことがあの時の大収穫。 

そんな人の良さそうな蔵元さんから「どちらから来られたのですか?」と聞かれ「東京です」と答えると、「わざわざ遠くからありがとうございます。お時間はございますか?」と聞かれたので「はい」と答えると、蔵元のお母様がお茶を入れてくださいました。

お母様にお茶を入れてもらっている間に、蔵元さんと色々話をさせてもらう。

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7年前から山廃を始めたとか、東京で「早瀬浦」は3店しか扱っていないと聞く。「うちの蔵は昔ながらの蔵で造っているから、寒い時期しか造れない」とおっしゃっていました。なかなか造る量は増やせないんでしょうね。その話の中で聞いたのですが、H酒店さん今度は東京駅に立ち飲み屋を作るみたいで・・・。H酒店さん、次は新宿・池袋あたりでお願いします。

そして人の良い蔵元さんにつけこんで「蔵の中を見せてもらっていいですか?」と案内してもらう。200年以上の歴史がある蔵のスペースは確かに狭いかも。タンクも多くないし、これだと酒を造れる量は限られるよなぁ。

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その案内の最中に蔵元さんが、「面白いお酒があるんですよ!」と蔵の方が休憩していたテーブルに案内され、「早瀬浦」の蔵元でなぜか「杉錦」の精米歩合90%のお酒をいただきました(笑)このブログによくコメントをくださるトールさんから、このお酒の存在は教えてもらいましたが、まさかこの場所で飲むとは(笑)

口に含むと、なんじゃこの酸!日本酒とは思えない味わい。ホント面白い味だわ。蔵元さんから「酒屋さんからこういうお酒もあるんですよと送られてくる。そうやってプレッシャーをかけてくるんですわ」と笑っておっしゃっていました。なるほどね~(笑)

その後、建物の入り口に座らせてもらい、お茶をいただく。お茶請けに梅を煮たようなものがお茶と並んでいます。この辺りは梅が有名なので、地元で造って販売しているお菓子かな?と口に入れると、程よい酸味とトロッとした果肉と疲れがとれそうな甘み。これ美味いなぁ~。

ちょうどお母様が来られたときに「お茶ご馳走様です、この梅も美味しいですね♪」と言ったら笑顔で「そうですか。私が作ったんです」とおっしゃっていました。これも買って帰りたかったほどホント美味しかった♪

 

さてソロソロお酒を買って帰らなければと、お酒を物色。もうこの時期には(酒屋さんにはまだあるかもしれないけど)蔵には生酒はないみたい。残念!「おり酒」は買えないか~。

火入れを何本か買い、またも蔵元さんの人の良さにつけこみ「東京に送りたいのですが、よその蔵で買ったお酒も送っていいですか?」というやりたい放題にも蔵元さんは快く「いいですよ」とおっしゃってくれました。「早瀬浦 純吟」だけは伯母の家に手土産にしたいので、これと(不老泉)生酒だけは持ち帰り。後は東京に宅配しました。

そして帰る前にも人の良い蔵元さんにさらにつけこんで、仕込水も飲ませてもらう。まろやかなお水で美味しいですが、若干ミネラル感がありますね。「遊穂」もそうだけど、海が近いとそうなるのかな?この水で仕込むと発酵が進むみたい。なのでこの蔵では、発酵を抑えるとおっしゃっていました。

とまぁ散々面倒をかけているのに、帰るときには「どちらまで帰られるのですか?」と聞かれ「親戚の車が遊覧船乗り場で待っているので、そこまで歩いていきます(徒歩数分の距離)」と言ったら「雨が降っているから車で送っていきますよ」とおっしゃっていただきました。いやいやいや、さすがにそれは結構です!そこまで面倒はかけません!

なんていい人だ(ハート)

そんな惚れそうになるくらい人の良い蔵元さんとお母様に挨拶をして、伯母嫁子のいるところまで歩いていきました。30分くらいお邪魔していました。

 

蔵元さんと話をしていて、人当たりがよくやさしい方ですが、造りに関しては芯があって考え・姿勢がブレない感じの印象をうけました。こういう方だと、雑誌に出て少し人気が出たから蔵を大きく、量も増やして、数年後売れなくなって大失敗・・・みたいなことはないだろうなぁ。その人柄や姿勢にとても好感をもてました。東京で売っているところは少ないけど、応援したい蔵ですね。

この蔵に行ってよかった♪

 

これで今回の旅行兼蔵見学は終了です。今回しっかりしたお酒を造っているところに行けて、本当に勉強になったし、益々日本酒が好きになりました。

この旅でお世話になった方々、本当にありがとうございました!

おまけ

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2007年7月24日 (火)

近江今津駅から(敦賀駅経由)美浜駅へ

川島酒造(松の花)へからつづき

湖西線に乗って敦賀駅に着いたのが、13時17分。そして祖母の家がある小浜線に乗ります。駅に張ってある小浜線の時刻表を見てみると、え~と次の電車は・・・

1時間後ですか!?

1時間に1本しかないし、湖西線が敦賀駅に着く4分前に発車してるよ!なんて不親切なダイヤを組んでるんだろう。

駅の中には何もないので、改札外の売店で時間を潰そうと、改札の駅員さんに一回出てもいいか尋ねるとあっさりOK。売店でお土産コーナーの日本酒などをチェック。お土産用の4合瓶やカップ酒は地元のお酒が置いてあります。カップ酒は普段家では飲まないけど、旅の時にはいいかもしれませんね。

そんな小さいお土産コーナーもあっという間に見終わり、やることがない。さっき弁当を食べてしまったので腹も減っていないし、しかたなくビールを買ってテレビが置いてある待合コーナーに座り、グビリ!

とりあえず、嫁に電話。そうすると後数分で敦賀駅に着くらしい。本当は祖母の家か最寄り駅で待ち合わせだったのを、急遽敦賀駅で待ち合わせ。

敦賀駅で道中の話をして時間を潰し、親子三人で電車に乗り美浜駅へ。

14時40分頃美浜駅到着。

この駅まで嫁の伯母が車で来てくれました。伯母の家の最寄駅ではないんですが、半可通がこの蔵へ行くのに車で送ってくれるというので、ありがたく乗せてもらう。

三方五湖の脇を走って途中で降ろしてもらい、そのまま嫁子伯母達は近くの遊覧船のりばへ、半可通だけが「早瀬浦」三宅彦右衛門酒造へ向かいました。三方五湖の脇の道から、狭い上り坂の道をあがると見えてきました。三宅彦右衛門酒造です。

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つづく 

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2007年7月23日 (月)

川島酒造(松の花)へ

上原酒造(不老泉)見学からつづき

新旭駅に着き、また荷物をゴロゴロひきながら今度は田んぼに囲まれた道を歩いて、川島酒造に向かいました。

この蔵は「松の花」というお酒を造っているみたいです。今回の旅の出発前に「不老泉」の上原酒造の行き方を調べていたら、上原酒造と同じ駅に酒造があることを発見して、言い方は悪いですがついでに寄りました。今年の全国新酒鑑評会で金賞を取った蔵なので、もしかしたらいい出会い(お酒ね)があるのかもしれないと多少期待。

この蔵には事前に蔵見学を申し込んでいません。というかメールで申し込んだけど、むこう(蔵)のメールボックスが一杯でエラーになって返ってきてしまいました。なので今回はお酒だけ買いに行きました。

11時10分頃。

駅からゴロゴロ歩いて10分ほどで蔵に到着。

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売店もありました。

中に入ると色々お酒が置いてあります。中年の女性が相手をしてくれました。「お酒を買いに来ました」と告げると、「車じゃないなら」と冷蔵庫から4本お酒を出してくれたので、ありがたく(笑顔)試飲させてもらいました。

一番人気があるという「猩々之舞」という純米大吟醸、純米酒、生詰の本醸造原酒、搾ってそのまま詰めたという透明なワインのボトル(お酒の色も白ワインみたい)みたいなお酒を飲ませてもらいました。飲んだ中では生詰の本醸造が一番好きだけど、どれも「これ買います!」という決め手に欠く・・・。

「冷蔵庫も見せてください」と言って入り口横にある冷蔵庫を見せてもらうと、スカスカだ(笑)そのスカスカの奥にさっきいただいた生詰め原酒の生バージョンが一本だけあるじゃん!「これください」と言うと「生はもう販売していない」と言われました。時期的に生は味の責任がもてない(購入した人の管理ってことだと思います)とかなんとか・・・。

生を売ってくれないのは仕方がないので、一番美味しかった生詰めを購入。そして東京から来たなどと色々話して、その話の流れで「ちょっと蔵の中を見たいなぁ~」と言ってみると、蔵を少し見せてもらえることに、ラッキー♪

ちょうど団体さんの蔵見学中でしたので、「一緒に説明を聞かれますか?」と誘われましたが、半可通は蔵の中をチョロっと見せてもらえばいいだけなんで、丁重にお断りしました。仕込水もいただきましたが、ここのもまろやかでクセがなく美味い!この辺りは水が豊富なんでしょね。

売店で相手をしてもらった女性の案内で本当にチョロって見せてもらい、その女性にお礼をいって蔵を後にしました。滞在時間は20分ほど。帰り際にこの辺の観光名所を教えてもらいましたが、あいにく雨なのでそのまま駅まで戻ることにしました。

 

駅に戻り、時刻表をみると次の電車まで30分。

もう時間も昼過ぎだし、朝から何も食べずに歩いていたので、腹減ったよ。といっても駅前に飲食店やコンビニ・キヨスクなど見当たらない。何かないかと駅員に尋ねるとすぐそこにスーパーがあるというので、そこまで買い物に。

お惣菜コーナーで手ごろな弁当と揚げ物とビールを買って駅に戻ったら、ちょうど電車の時間でした。ここから目的地までしばらくかかるから、電車の中で食べればいいやと思って乗ったら、次の駅止まりだった(泣)しかも次の電車まで30分待ち(泣)

※田舎の電車は乗り継ぎなどで時間をとられますね。地方で蔵見学をするときに電車やバス移動だと待ち時間をかなりとられるというのが、今回の旅で一番の勉強になりました。

仕方なく旅行に来ているのに、人っ子一人いない雨が降って肌寒い駅のホームでひさしぶりにスーパーの弁当を食す。この辺りの名物(何かは知らない。鮒寿司?)食べたかったなぁ~と思いながら弁当をパクリといくと、うっ美味い!

何この弁当!美味いよ!鳥の炊き込みご飯の弁当だったのですが、おかずも美味いし、レベル高い!それが500円しないなんて・・・。聞いたことのないスーパーでしたが、うちの近所に出店してくれないかなと思うほど。うちの近くのS友・Y-クマート・Sミットの惣菜屋は、少し見習え!

本当はこの駅の近くにある「琵琶の長寿」の池本酒造もリストにあげていたのですが、嫁との待ち合わせ時間が迫っていたので今回は断念。今度きたら寄ってみたいです。

そして腹もふくれて、やっと来た電車に乗り敦賀駅に向かいました。次は福井県です。

つづく

そして今回滋賀県の蔵元をまわるのに参考にさせてもらったHP。大変参考になりました。

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2007年7月22日 (日)

上原酒造(不老泉)見学

「米原駅から新旭駅へ」からつづき 

9時40分頃「不老泉」「亀亀覇」上原酒造さんに到着しました。

ここの“あるお酒”を飲んで感動し、HPを見てさらにファンになり、いつか行きたいなぁと思っていた蔵。今回旅行で近くまでいくので、お酒購入&蔵見学をお願いした次第。いつか行きたいとは思っていたけど、まさか2ヵ月後に行くチャンスがくるとは思っていなかったです(笑)。結婚した嫁の親戚に感謝。 

歩いてきた道から敷地に少し入ると、事務所らしき建物がありました。

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ガラス戸を引いて中に入ると、おっ!?不老泉が並んでる♪

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そして入り口を入って左側の事務所らしき部屋のドアを開けて、「お酒を買いに来るとメールした半可通ですけど」と声をかけると、「はい」と年配の方が出てきてくれました。事務所には他に若い方が2人いましたが、この年配の方が相手してくれるようです。

「ではこちらに」と建物の奥に通されるとそこには、冷蔵庫とその側には水が湧き出ています。

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その冷蔵庫から年配の方が「まずはこの辺から・・・」と数本お酒を並べてくれました。並べたお酒の特徴やこの蔵の特徴を教えてくれます。この蔵は山廃が80%を占めています。地元用の普通酒も山廃です。そしてこの蔵の一番の特徴は、ほとんどが蔵つき酵母でお酒を造っているところ。乳酸菌はおろか酵母添加すらしない本物の山廃を造っている蔵です。

そして、この年配の方が「うちの酒(山廃)は10年前よりもお酒がまろやかになっていると言われる」とおっしゃっていました。「それは狙ってですか?」と聞くと「(蔵つき酵母が)自然に」と「昔から飲んでいる人は昔に戻せというけど、こればっかりはしかたがない」と確かに自然となったものを戻すのはできないよなぁ~。

その後も冷蔵庫でまだ開いていないお酒をポンポン開けて試飲させてくれる・・・。こっちもさすがに、開いていないのを開けてまで試飲させてもらうのは気が引けるので、「いやいや、そんなに開けていただかなくてもいいですよ」と言うと、「いや~、別に買ってもらわなくてもいいんです。ただこういったお酒があるのを知ってもらいたいだけですから」とおっしゃっていました。

ただの消費者なのに、ありがとうございます(感謝)

その後も速醸もとのお酒や、亀の尾のお酒など色々試飲させてもらいながら、「周りに上原(酒造)は遊びすぎると言われる。」とか「おもしろいことをしたいから、杜氏には苦労させている」「杜氏も文句も言わずに、わかりましたとやってくれる」とか話を聞いているとこの人が蔵で一番偉い方だということにやっと気づく(笑)

そして水好きの半可通が蔵見学で必ずしたいのが、仕込水の試飲。ここの仕込水は本当にまろやかでした。すぐそこで湧き出ているのをお猪口に汲んだだけですが、臭みや鉱物っぽさが全然ない。これは美味い水ですね!蔵元も水道水を使うのは車を洗うときくらいって(笑)毎日こんな美味しいお水を飲めて生活できるって羨ましい。

 

いよいよ蔵の中を見学させてもらいました。

見学前に蔵元さんが、誇れるものは精米機だけっておっしゃっていました。(たしか)年間500石の蔵で精米機ってすごいですね。なんでも精米機を入れた理由は、7年前までは業者に頼んでいたんだけど、この業者にいいかげんな仕事をされたので、質にこだわる為に思い切っていれたみたい。値段は聞かなかったけど、相当高いんでしょうね・・・。

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これが木槽天秤しぼり です。初めてみたよ!天秤の片側に1トンの石を吊るしてしぼります。これをつかって3日掛けてしぼるみたい。機械に比べて85%しかしぼれないらしい・・・。なんてもったいない!でもその非効率が美味さにつながっているんだなぁ~。毎年これに柿渋を塗るのも大変らしく、昔の道具を維持するのは手間がかかりますね。

そしてこれが木桶。造りの時期までお休みです。

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ここがタンクがある場所。ここに蔵つき酵母がいるわけです。

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蔵つき酵母って「もやしもん」みたいに天井にブワッーみたいなのを想像したけど、以外に普通。ただ壁のところどころに、染み?酵母?みたいなのが付いていました。この蔵は140年の歴史しかないっておっしゃっていたけど、この建物がいつまでも残って蔵つき酵母でお酒を造り続けてもらいたいなぁ~。

そして冷蔵庫の前に戻り、購入するお酒を決める。ただこの蔵は生酒が多くて(生でも山廃は、1年は寝かしてから出荷するらしい。それをラベルに書かないのがかっこいいなぁ♪)まだ移動することを考えて(携帯用保冷バッグは持ってきてはいましたが)、火入れメインで生は一本だけ購入。渡船や雄町の生の山廃(雄町の旨みと山廃の厚みがガッチリ噛み合っていました)も美味しかったけど、東京でも買えるかな?と思い今回は断念。

ここの“あるお酒”も記念に購入。別に値段も高くないし、東京でも買えるけど、せっかくだから。

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これでも4・5本片付けた後。亀の尾やもろみ日数52日や地元向けの普通酒(山廃の本醸造、地元用なのにレベル高いッス)など、色々試飲させてもらって本当に感謝です。お世話になった蔵元と奥様に感謝の挨拶をして、蔵を後に。

この蔵では、いい経験&勉強させてもらいました。とにかく手造りで手間を惜しまずに造っている蔵でした。亀の尾や雄町や渡船のお酒も力強い米の旨みを引き出し、それをまとめる山廃の技術・・・素晴らしいです。試飲中はうなりっぱなしでした!

速醸を使った亀の尾と、山廃の亀の尾を飲み比べたら、それはもう別のお酒。速醸は甘みが強く飽きそうですが(すいません)、山廃は旨みとキレが違いました。力強いお米ほど山廃に合うのかな?と感じるほど雄町や渡船との相性がよかったです。

蔵を出て時間を見ると10時45分。

蔵の前にあるバス停から10時48分発のバスがあったので、それに乗ってとりあえず新旭駅まで戻りました。

つづく

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2007年7月21日 (土)

米原駅から新旭駅へ

出発前に軽く一杯からつづき 

朝の5時過ぎに米原駅到着。

雨が降っていて天気は悪いです。そしてデリケートな半可通はバスで2時間も寝ていません・・・。バスの入り口の席だったからか、ドアの隙間風がゴーゴーうるさいし、イスは狭いし全然眠れませんでした。

まず気合を入れるためにブラックの缶コーヒーを飲んで5時30分発の電車に乗る。まずは山科に行って湖西線に乗ります。山科まで1時間くらいかかるので寝れるかなぁ~と思ったけど、行ってみたかった蔵に向かっているためかテンション高めで眠れねぇ!

仕方なく遠くを眺めて心の洗濯をしたり、これを読んで気分を高揚。

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6時30分過ぎに山科駅到着。

この駅でスターバックスを発見したので、7時オープンまで店の前で待つ。店がオープンしたので、店内でコーヒーを飲んで7時30分発の湖西線に乗り、新旭駅を目指しました。この湖西線は琵琶湖の側を走っているので琵琶湖を眺めながら電車に乗っていましたが、それにしても琵琶湖ってホントでかいですね。関東の田舎侍には驚きです。どうみても湾だよ、湾。

そんな電車にゆられて目的地の新旭駅に8時30分に到着。

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ここからタクシーにでも乗るかなぁ~と思ったら、ロータリーにタクシーがいない・・・。その変わりにコミュニティーバスがあったので運転手さんに蔵の地図を見せたら、30分後に来るバスならその近くへ行くというので、30分何もない駅で座って待つ。普段は待つことが嫌いな半可通も田舎の空気に触れ、心穏やかになったのか30分平気で待てました。

そして蔵の近くに行くバスに乗り、グーグルでプリントアウトした地図をみながら、蔵の近くだろうと思われるバス停で降りて、ここから徒歩。朝の静かで赴きある町並みを、雨音を蹴散らすような(バッグを転がす)ゴロゴロ音を立てながら歩きました。15分くらい歩くと道の脇に甑?が。

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9時40分頃やっと到着!

目的地の上原酒造です。と着いた感動よりも驚いたのが、蔵の目の前にコミュニティーバスのバス停あるし!何だよ!歩く必要なかったじゃん!!あの運転手降りるバス停くらい教えてくれてもいいのに・・・。

 

興奮を抑え赴きある町並みでも、さらに雰囲気がある建物がある敷地に入っていきました。

 

つづく

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2007年7月20日 (金)

出発前に軽く一杯

夏休みを利用して家族で旅行に行きました。

半可通の家族旅行といったら、蔵見学も兼ねるのが定番です(嫁的には必要ないみたいですが)。目的地は福井県。なぜ福井県かというと、嫁の祖母・伯母・いとこが住んでいるから。嫁の祖母に曾孫の顔をまだ写真でしか見せていないのと、嫁のいとこが結婚したので、結婚のお祝いを渡すのも兼ねての旅行です。

家族で福井には2泊したのですが、半可通だけは2泊だけではなく夜行バスの車中泊がプラスされます。嫁子の1日目は、朝10時半東京駅発の新幹線に乗って15時に現地に着く予定。半可通だけは仕事終わりで夜行バスに乗り、1日目は朝早くから現地で自由行動。嫁子たちが着く15時までが、半可通の自由時間(蔵見学)の時間にしてもらえました。一応5蔵の場所をチェック。その中で1つだけはアポ済みでした。天候と体力と持ち時間次第で、最低3蔵最高5蔵行けたらなぁ~と皮算用。

その自由を得た代わりに、嫁子の荷物まで半可通が持ち歩くことに・・・。まぁ子供を連れて移動は大変ですからね。荷物くらいは持ってあげるのは仕方ない。おかげで蔵見学するのに、ソウル行ったときに使ったゴロゴロがついたバッグ(満載)での移動となりました。

 

仕事を終えて22時過ぎに池袋に着きました。これから22時50分の池袋発のバスに乗ります。まだ時間もあるし、ご飯も食べていないし、軽く飲みたいので飲み屋に向かう。

時間に余裕があればお酒が色々ある「酒菜家」に行きたかったのですが、バス乗り場が東口だし荷物も多いからバス乗り場近くの「呑菜」に入りました。中をのぞくと1階はほとんど埋まっています。一人くらい座れかな?と店員さんに聞いたら、ちょうどカウンターに一人分空いていて、すぐに座れました♪

この「呑菜」もそこそこ日本酒があるお店です。その色々あるなかで、半可通の行動範囲の酒屋さんにはない「村祐 夏の生酒吟醸」を注文。瑞々しい甘さですっきりした軽い酸にほんのり効いた苦み。味も余韻も上品なサイダーのようです。これは暑い日の最初に一杯にいいかも。でも「村祐」好きな人には物足りないんじゃ・・・。

2杯目もこれまた行動範囲にはない「王禄 超辛」。はじめて王禄を飲みました。しっかりした旨みときれいな酸がふくらんで、すっきりした辛さでキレ。余韻はミネラルっぽい苦み。しっかりした旨みはあるけど、きれいな味わいですね。水が美味しいのかな?

と、この時にはもう22時35分。もう一杯飲みたいところですが、コンビニにも寄りたいし、仕方なく〆。普段一人で飲みに行っても、これくらいでスッと席を立てれば大人なのになぁ~と思いながらバス乗り場に。

さぁこれからバスに乗って、まずは米原へむかいます!米原到着は朝の5時。

バスで寝られるといいなぁ~。

 

つづく

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2007年3月17日 (土)

いざ常陸の国へ 府中誉見学

蔵見学に行ってきました!

今まで造りの時期じゃない時にしか蔵見学をしたことがなく、造りの時期に一度見学をしてみないと半可通っぽい事も言えないし(笑)、行ってきました。

蔵見学させていただいたのは、茨城県の府中誉(株)。見学させていただきたい候補はいくつかありましたが、基本的に美味いお酒を造っている蔵がまず第一条件で、その後に交通の便で探しました。府中誉さんは美味いお酒を造っているし、常磐線で一本だし、駅から近いし完璧な条件なので、酒屋さん経由で蔵見学をお願いしました。

常磐線に乗るのも数えるほどしかなく、高校生の時に、同級生の住んでいた柏の駅まで一度行った事がある位で、後は・・・。それくらいなじみがありません・・・。

手土産を買い、そんな常磐線に乗って、上野から特急で1時間ほどで石岡に到着します。車内は時期的に偕楽園の梅目当ての人が多いのかな?あとはスーツ姿の人がほとんどでした。急いでない暇人には、特急と普通車は1時間位しか違わないし、値段を考慮しても普通の電車で充分でしたね。

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石岡の駅に着きましたが、見学の時間までまだあるので昼食を・・・。駅前で食事が出来そうなのは喫茶店、ロッテリア、ジンギスカンのお店くらい・・・。

数年ぶりにロッテリアでお昼を食べて、いざ府中誉へ。歩いて15分位と言われていましたが、もっと近かったです。駅前は少し寂れた感じはありましたが、駅から蔵に向う途中の道は、綺麗に整備されていて古い町並みの風情が残っていました。そんな道を歩いて駅から10分かからない位で、赴きある建物と煙突が見えました。

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Dscn2426Dscn2430Dscn2428  蔵の入り口にある建物が受付兼お酒の販売所みたいでしたので、戸を開けて蔵見学の予約をしていたことを中にいた女性(蔵元のお母様でした)に伝え、座って待たせていただきました。

天井も高く、柱も太い建物はそうとう古い建物です。後で聞いたら、明治時代からの建物(たしか120年前だったはず)みたい。建物の中に入るとストーブが焚かれているのに、外よりもひんやりしている。しばらく座って待っていると、男性が外から走って来られました。

この走って来られた方が、この日案内をしてくれる山内さん。(蔵元兼杜氏さんでした。見た目も若し、お名前だけで肩書きを言われなかったので、まさか蔵元さんとは思わなかったです。)まず挨拶をして、その場所で座って暫し茨城県話の歓談。持参した手土産を渡すと、偶然にも山内さんの奥様の好きな、かりんとうだったみたい。(確かに、ここのかりんとうは美味しい!)

山内さんとお話をしていて、蔵のある茨城県を盛り上げたいとか、アピールする物があるのにアピールせずにいる茨城県のブランド力のなさなどを話しました。ゴルフ場が多いくらいで観光名所が少なく、温泉もないから観光客は日帰りが多いみたい。都心からの距離も近いし、泊りじゃないから観光客がお金を落とさないし、発展もしないなど。確かになぁ~。泊まりだと、大洗くらいしか思いつかないや。

そんな色々な話を聞いていて、この方はお酒の造りも蔵人も県内にこだわっているのと、ただ良いお酒を造っていればいい・・・みたいなタイプではなく、広い視野を持った非常にインテリジェンスな方という印象を受けました。

特に印象的だったのは、蔵見学中に酒造りの段階をわかりやすい例え話にしてくれたり、話をしていて所々単語が英語だったり、特に印象的だったのはお酒の原料をマテリアルと言った時。こんな赴きある蔵で、マテリアルという単語を聞くなんて思わなかったです(笑)

府中誉のお酒と言えば「渡舟」。その渡舟のお米の特徴(原始的なお米なので、背が高く病気に弱い、大器晩成型で出来上がるのが遅いなど。しかし、お酒造りには、はぜ込みしやすく軟米で良い)や出荷石数(全体で600~700石。そのうち渡舟は100石ほど)などの話も聞きました。

話の途中で「どこか蔵見学されたことは?」と聞かれ、「長野の舞姫酒造さんには行きました」と答えると「舞姫の土橋社長さんが一度、渡舟の田植え(収穫だったっけ?忘れた)に来られましたよ」とおっしゃっていました。「県外の蔵でも交流はあるのですか?」と聞くと「商業的な繋がりはなくても個人的な繋がり、例えば酒屋さんが主催のお酒の会などで知り合って、繋がりができたりする」とおっしゃっていました。へぇ~、以外だ。

 

そしてじゃあそろそろと、奥にある建物に移動し蔵を案内してもらいました。

まずは精米所。

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この時期でも、まだ精米している状態みたいです。(精米していたのは名前失念。食米でした。)機械で60%まで磨いているところでした。写真のお米はあと少しで60%と言っていたので、これで63%とか位なのかな?

  この機械で60%まで磨くのに30時間かかるとか、機械の仕組みなどを教わりました。

そして、別の建物に移動して入り口で靴底を洗い、手も消毒して釜場へ。

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ここで洗い、浸せき、蒸し米、放冷をします。丁度明日の蒸す作業の準備をしていました。磨いてお水を吸ったお米が綺麗です。それを丁寧にならしていました。

ここでお米の水分の話を色々聞く。お米の種類による水分量の違いはないみたい。それは農家が玄米を15%に調整して出荷するからとか。そして、何%磨いたかによってお米の給水が違うので(摩擦熱による水分量の減少)磨いた率が高いと限定吸水が必要など。70%くらいだと限定吸水は必要なく、理想的な吸水になるなどメモしきれないほど教えてくれる。

放冷もお米の役割によって、何度にするかを決める。季節や天候で温度を変えるのですか?とか聞かれるけど、それは違うと。この時にお米の役割って?と理解できませんでしたが、仕込みの時になって意味を理解しました。

そしてサンダルに履き替えて、仕込みタンクが並んでいる場所に。ここでアルコールの造り方から日本酒の造り方の違いなどを聞く。そして、仕込みの流れを、幼稚園から高校入学までに例えて教えてもらいました。見学案内慣れをしているのか、非常に例えも話も上手です。非常にわかりやすい。

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そして先ほどのお米の役割によって放冷の温度が違うというのは、三段階の仕込みで投入するお米の温度が違う。

初添えでは13度にしないといけないわけで、お水が0度だったらそれを逆算して、お米の温度を変えるということみたい。なるほどね~。

そして、仲添えでは10度、留め添えでは8度まで下げるらしい。

Dscn2440Dscn2441酒母タンクの大吟醸を見せてもらう。う~ん、いい香りだ~! 山内さんが、蔵でしか嗅げない香りと言っていましたが、本当にそうだなぁ。これをすくって、袋にでも入れて、ずっと鼻から香りを吸っていたい!

はしごみたいに急な階段を上り、仕込みタンクも見せてもらえました。

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プチプチ発酵していて、生きているんだというのが、よくわかります。 それにしても、いい香り。

そして、明日仕込む予定の渡舟50%の麹が、置いてありました。

うわ~、パールや!パール!綺麗に丸く磨かれて美しい♪わかりにくいかもしれませんが、白くなっているのが、はぜこんでいる部分。

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この場所でも色々教えてもらいました。すごくオープンになんでも教えてくれる方です。

印象的だったのが、お酒の造り方で機械だからとか、手造りだとか言って良いとか駄目とか言うけれど、お酒を造っているのは自然の力で醸されている訳で、そのコンディションを手助けするのが機械か人間かという違い。機械でのやり方に否定も肯定もしないけど、自分の蔵では、そのコンディションの手助けをするのに人間でできることは、人間がするとおっしゃっていました。この辺り自分の仕事にも共通することなので、とても共感してしまいました。

アル添にしても三増酒にしても、機械で造っているとか手造りで造っているとか色々あってあーだこーだ言う人はいるけれど、それぞれの特徴(コスト、香り、飲みやすさなど)がある訳で、そこから消費者が自分の求めているお酒を選べばいいと、おっしゃっていました。

本当にそうです。自分が飲みたいものを飲めばいいわけで、それを自分の好みじゃないから、否定やバカにするのは違うとは思うのですよね。味にこだわる人は特定名称酒を飲めばいいし、ただ酔えればいい人は、パック酒をのめばいい。

純米酒以外は体に悪い!だから、純米酒以外認めませんとか正直苦笑い。そういう人が意外と、「赤ワインはポリフェノールが入っていて、体に良いから飲んでいます」とか言う人をバカにしてたりしていて、どっちもどっちだよ!と笑ってしまいます。

それと"勘"についてお話を聞きましたが、山内さんのニュアンスが半可通に伝わっていないと迷惑を掛けるので、ここでは書けません。ただ、なるほど~という内容ではありました。

 

そして一通り案内をしてもらい入り口の建物に戻り、「渡舟 純米吟醸ふなしぼり生詰」を試飲させていただきました。結構冷えている状態で飲んだのですが、これが美味い!

甘み旨みもしっかりで、お米の力強さを感じます。瑞々しさや苦味も感じますが、それ以上に米の旨みの余韻があるので、意識が米の旨みを飲み込むまで追いかけてしまう。これを4合瓶で買いたかったのですが、あるのはこれの1升瓶のみ。しかも渡舟シリーズで残っているのが、それだけという状態でした。さすがに1升瓶を背負って、2時間以上かけて帰るのはしんどいので諦めました。

帰り際に剥がしたての酒粕を、2ついただきました。山内さんには、お土産や忙しいのに時間を割いてもらったことにお礼をいい、帰路に着きました。

 

駅に着き、ダイヤを見ると上野方面の電車の数が少なく、次の電車がくるまで30分もある。駅の売店でビール500mlと乾き物を買い、駅のホームで軽く一杯。天気は良いし、リュックからは甘い酒粕の香りがしてきて、う~ん幸せ♪

帰りは普通電車で、のんびり帰りました。丁度学生の帰宅時間みたいで、普段は見られないファッショナブルな学生達や若者を眺めて、東京まで揺られて帰りました。

 

帰宅して酒粕の調理といったら粕汁しか知らない嫁(しかもあまり好きではないので、積極的に作らない)なので、自分でつまみ用にトースターで焼いてみました。この酒粕は、今まで食べたことのある酒粕とはちがいましたね。甘みは程々でアルコール感も少ない気がしました。旨みがあるけど普通のお米っぽいから、もしかしたら、食米なのかな?

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それにしても、勉強になった一日でした。蔵は古いけど、すごい整理されているし、清潔感がありましたね。最新の設備はなくても、それをカバーする為に手間を惜しんでいないのを見学して感じました。

それと細かいことですが、仕込みタンクの建物に入ったときに入り口でサンダルに履き替えたのですが、そのときに自分で靴をそろえて置きました。それが、仕込みの建物から出るときには靴がちゃんと外に向ってそろえてあって、履きやすい様に置いてあることに感動しました。きっと蔵人さんがしてくれたのでしょうが、こういう心配りが造りにも蔵の環境にも影響されているのだろうなぁ。

今までは美味しいお酒を造っている蔵という印象でしたが、見学をしてみて、味ももちろん、造りの姿勢にも、ファンになってしまいました♪

 

最後に山内さん、府中誉の蔵の方々、お忙しいところ時間を割いていただいてありがとうございました。残りの造り、頑張って下さいね!良いお酒が出来上がるのを、期待して待ってます。

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